2011年11月21日月曜日

グアドループ島って?

パリからカリブ諸島へ約8時間のフライト、そこにもう一つのフランスがあります。 小アンティル諸島に位置するGuadeloupe (グアドループ)です。このGuadeloupeはフランスの海外県なので歴としたフランスの一部です。
日本で例えればとても遠くにある沖縄、あるいはアメリカにとってのハワイのようなところ、と言えば想像しやすいでしょうか。もちろん一年を通して常夏なので、Parisが雪のパラつく凍てついた日の短い真冬であっても空港から飛行機に乗りさえすれば数時間で季節はすぐに真夏へと変わります。

Guadeloupeのメインの島はちょうど蝶々が羽を広げたような形をしていて、地図に向かって右側をグランテール、左側をバステールと呼び、その他にもいくつかの小さな島々があってそれらを総称してグアドループと言います。Guadeloupeの総面積は東京都の2/3強、人口は約45万人。

街にはホテルや小規模のカジノ、KFCにマクドナルド、それとやはりフランスですからカルフールもあります。繁華街中心以外に信号は皆無。交差点はすべてヨーロッパ本土と同じくサークル形式で、道はよく整備されており悪路はまずありません。一方、たまにイグアナが道を歩いていたり、ウシやヤギが放牧されているのを目にします。このようにインフラが整いながらも自然は人々のごく身近にある、そういった環境です。

当然、海はひたすら美しくバステールには火山や熱帯雨林も存在し、平地ではサトウキビ畑、バナナ園などをよく目にします。産業の中心であるサトウキビからは昔から良質なラム酒がつくられていることで有名です。