2014年4月6日日曜日

サンマルタンとグアドループ

私の暮らしているセント・マーチン島のフレンチサイド、サン・マルタンはかつてグアドループ県の一部でした。そんな昔の話ではありません。グアドループから正式に分離したのは2007年の話です。グアドループとサン・マルタンは飛行機で40分くらいの距離にあります。そしてその間にいくつかの島(国)を挟んでいます。だから、う〜ん… 、外国の島をいくつか挟んでいるのにサン・マルタンがグアドループに属している、と言ってもちょっと無理があった気はします。

サン・マルタンとグアドループでは島の大きさ、自然、人口等かなり違います。サン・マルタンの面積はグアドループの30分の1、人口は10分の1くらいです。グアドループのように熱帯雨林や火山もありません。こんな小さなサン・マルタンなのですがフランスの中ではかなり特殊な場所です。サン・マルタンはフランスの海外準県(県ではなくフランス海外自治体)という扱いで本家のフランス本土やフランス海外県であるグアドループ、マルティニークとは結構な違いがあるんです。その辺りの事は以前書いた「フランス海外県と海外準県」を参照ください。

ただ、サン・マルタンがグアドループから分離したからと言っても今でも結びつきはかなり強いです。両島を結ぶ飛行機は毎日数便ありますし、グアドループのローカルニュースでサン・マルタンの事を報道します。グアドループの毎日の天気予報にサン・マルタンも入っています。そんな、付かず離れずの関係です。


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