2012年5月9日水曜日

セントマーチン両領土の違い

セント・マーチン島のフレンチサイドとダッチサイドはその境界にさえ気が付かない程簡単に自由に行き来できます。…とは言ってもやっぱり違う国同士なのでそれぞれ違う制度の下に生活があります。それらの違いはかなり興味深いです。例えばフランス側の警察がフランス本土から派遣されてくるのに対して、オランダ側では現地採用をしていたり、車のナンバープレートも別々です。休日もそれぞれ違うので、フランス側が休日で店がほとんど閉まっていても車で5分、10分走りオランダ側に行けばそこには平日の生活があります。違いの多くは選択肢が増えるという点で基本的に便利なのですが、中には不便な事もあります。例えば両サイドで電圧が違う為、片方で気に入った電化製品があってももう片方のサイドでは変圧器がなければ使えません。あとは私の滞在許可証はフランスのものなので、今のままではオランダ側の住民にはなれません…など。
こんな小さな島の中で制度が二つに分かれているなんて本当に不思議です。
違いというものを「面白い」と感じられる人ならば、セント・マーチン島をさらに楽しめると思います。

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