2013年6月7日金曜日

グアドループのクレオール語

グアドループのクレオール語はフランス語がベースになっている為フランス語がわかればなんとなく理解できます。単語はフランス語とほとんど同じもの、結構似ているもの、あるいは全然違う場合があります。発音は日本人からしてみるとフランス語より簡単だと思います。私がまだクレオール語に全然触れた事がなかった頃、クレオール語というのは普通日本人が英語とかフランス語を勉強するように何かクラスとか教科書があって習得するものだと思っていました。しかし、現実はそうではありませんでした。基本的にクレオール語の為のクラスや学校というのはありません。言語学の研究者など特別な環境の人を除いては皆生活の中で家族や友達と一緒に話しながら身に付いていきます。一般的に話し言葉です。だからクレオール語を書くという事はあまりないのです。そういう意味では地方の訛りに近いような気がします。青森弁とか、琉球方言とか…?普通、琉球語の語学学校には行かないだろうし、ないですよね。たぶん例えるならそんな感じです。一応クレオール語の書き言葉もありますが見る機会はあまりないです。キャラクターはアルファベットです。でもスペルがフランス語とは結構違います。フランス語より簡単で単語をそのままローマ字のように読める・発音できるシンプルな配列です。クレオール語は現地に深く根付いているローカルな言葉なのでグアドループのクレオールとマルティニークのクレオール、ハイチのクレオールはそれぞれ違いがあります。でも全く違う訳でもなくお互い大体はわかるようです。

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